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ビタミンB1

精神を安定させる

●体内での働き
糖質をエネルギーに変える。脳や神経伝達機能を正常に保つ。精神を安定させる。

●不足すると
エネルギーが不足する。神経の働きが低下する。心機能不全、抹消中枢神経病、筋肉虚弱、脚気、胃腸機能不全などを起こす。食欲不振。だるい、疲れやすい。手足が痺れる。

ビタミンB1と聞くと最初に脚気を連想する人も多いのではないでしょうか。今の時代に脚気にかかる人は少ないと思われがちですが、栄養の面から考えると、かえって増えているのではないか、増えていて当然ではないかと言う気がします。

脚気は昔”江戸患い”と呼ばれていて、江戸に住むお金持ちの商人がよくかかる病気でした。当時、武士や庶民の間で米といったら玄米 が当たり前の時代。ですが裕福な商人だけは精米して、今の私達と同じような白米を食べていました。そうした人々が患いやすいのが脚気だったのです。

脚気は体に力が入らない、集中力がないといった症状から始まります。その状態が長く続くと、次第に筋肉が痙攣し始めます。心臓の筋肉が脚気を起こす心筋脚気のように、痙攣を起こして死んでしまう場合もあります。

今は白米をはじめパン、うどんなどを主食にしている人がほとんどです。表面にはあまり出てきませんが、実は日本中に脚気の人がいると思います。毎日の生活の中でエネルギーが出なくて、いつもくたびれ果てている気がしたら、あなたは脚気かもしれません。

忍耐力がないとか、いわゆる「すぐキレる」というような性格はカルシウム不足だとよく言われます。しかしカルシウムだけではありません。ほかのミネラルや、ビタミンの中ではビタミンB1も足りないのです。

ビタミンB1が足りないといっても、だったら栄養ドリンクを飲めばいいというわけではありません。栄養ドリンクはビタミンB1も配合されていてかなり売れていますが、まずは「白いものをなるべく摂らない」という食の基本を実践する必要があります。

この「白いもの」というのは白米もそうですが、例えば白砂糖もあります。缶コーヒーはもちろんパン類、寿司飯や福神漬けにも白砂糖が入っています。こうしたものはビタミンB1を過剰に消耗させてしまうのです。

では、このビタミンB1の補給をどのようにすればいいかと言うと、まずは玄米を食べ始めるといいと思います。白米では取り除かれて いるヌカにビタミンB1が豊富に含まれているからです。もしも玄米が嫌いだったり、品質の良い玄米が手に入らないというのであれば、ニンニクやビール酵母 といったものを利用したほうがいいと思います。

このビタミンB1をしっかり摂取することで、血液循環が良くなったり、疲れが取れたり、腸の働きがよくなって便秘が解消されたりします。

また頭の働きがなんとなくスッキリとして、物事を前向きに考えられるようになることもあります。よく冗談で「B足りん(ビタミンB が足りない)はノータリン(脳足りん)」といったりしますが、ビタミンB1は「道徳のビタミン」という別名があり、脳の働きに関係の深いビタミンの代表格 なのです。