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ビタミンA

粘膜や皮膚を正常に保つ

●体内での働き
粘膜や皮膚を正常に保つ。網膜中のロドプシン(光の明暗を感受するための物質)の主成分。ステロイドホルモン、性ホルモンを生成する。成長を促進する。

●不足すると・・
目が光を感受する機能が低下する。ドライアイ(眼球乾燥症)、夜盲症になりやすい。皮膚が乾燥してかさつく。脱毛しやすい。爪がもろくなる。歯が弱くなる。胃腸が弱る。慢性の下痢。免疫力が低下する。

ビタミンAについては、ロジャー・ウィリアムス博士が自著「からだの機能を開発する・あなたの中のすばらしい世界」(泉谷希光・監訳、中央公論社)で恐るべき警告を発しています。日本人にとっても重要な警告だと思います。

ビタミンAは、その名が示すように最初に発見されたビタミンの1つです。ビタミンAは、初めにラットの成長と発育に必要であるこ とが発見されました。 次に述べる実験は、たくさん子を生む雌豚でお行わなければなりませんでした。妊娠初期の雌豚にビタミンA欠乏の食餌を与えました。11匹の豚の腹の中の子 豚はみんな眼球なしに生まれました。またほかの以上も見つかりました。口蓋裂、唇裂、耳の奇形、腎細胞の扁平異常などです。研究者たちはビタミンAの欠乏 だけでこの以上が生じるかどうかを確かめるために、同じ動物の二度目の妊娠前にビタミンAを大量に加えた餌を与えました。その結果は劇的でした。腹の子に は全く異常はありませんでした。(ラットが最もよい状態で繁殖するには、単に平均的な健康と正常な視力を維持するための必要な量の約20倍ものビタミンA を必要とすることに注目してみると興味があります)。

幸いにも人間では、妊娠中の母親が雌豚に与えたようなビタミンA欠乏の食事を摂るようなことは、おそらくありません(森山晃嗣 注・これは50年前のアメリカでの話です。今の日本でのビタミンA不足は深刻だと私は思います)。そこで眼球のない人間の赤ちゃんが生まれる見込みは、ほ とんどありません。しかし、もしビタミンAのひどい欠乏が眼球欠損のようなおそろしい奇形の原因になりうるとしたら、軽い欠乏(しばしば生じている)は、 明らかに重大な問題にならないとしても、ついには重大な問題を引き起こすような欠陥の原因になる可能性は充分あります。